作り続けること。
カフェを始めたのは2015年の4月。
気がつけば4年目。
「市場に出せない傷モノの桃を、カフェのスイーツに使ってみませんか?」
と、やまそら関係者でもある佐藤農園さんに提案されたのが始まり。
「やってみます!」
素人のくせに、やれば何とかなると思って快諾しました。
それで、あれこれ考えて出来た、ガラス瓶入りの桃のレアチーズケーキを、佐藤農園さんも周りのみんなも喜んでくれて、そこから始まった果物の加工。
桃、ぶどう、梨、柚子、レモン。。
いろいろな果物が届き始め、試行錯誤しながら、コンポートにしたり、ジャムにしたり。
それをスイーツに使ったら我ながら美味しくて。
昨年からは、佐藤農園さんがトマトや葉野菜も作られるようになって、私はそれでピザやカレーを作ったり、ピアディーナというメニューが出来たりしました。
気がつけば、農家さんの「作りたい」「食べてもらいたい」「喜んでもらいたい」に応えたくて、私はメニューを考えるようになりました。
そうして出来た食べ物たちを、嬉しいことに来られるお客様はほとんどみなさん喜んでくださっています。
果物の加工やスイーツ作りは大変だけど、農家さんやお客様のおかげで、頑張って続けることができています。
私がカフェを頑張って、原田の多くの農家さんを元気にしたい、そんな大きなことを考えていたこともあります。
でも、3年続けてみて、なかなか難しいということがわかってきました。
カフェで使う野菜や果物の量は、微々たるものです。
1軒の農家さんが農業だけで生計を立てるのに必要な収入にはとても及びません。
だけど、農家さんは、励みになると言ってくれます。
私がカフェで農産物を使うことで、また作ろうと思ってもらえていると。
カフェのお客様の反応を知ることで、次は何を作ろうかと考えるのも楽しいと。
こんな嬉しいことは無いなと思いました。
これから農業を頑張って続けようとしている農家さんを応援したいという気持ちで、カフェを続けているのですが、それに応えてくれる農家さんがいる。
それだけで、十分カフェを開業した意味があったなと思います。
でも目標は、もっと大きく。
やっぱり原田町に農業をこれから頑張る人が増えて欲しい。
農業だけじゃなく、原田を賑わいのある元気な町にしたい。
きっと、すぐに叶う目標では無いけど、カフェを続けた先に、実現しているはずと信じています。
諦めなければ、思いは叶うと思います。
そのために、自分に出来ることを地道にやっていきたいです。
もちろん楽しみながら。^ ^
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